お互いが相手の事を好きで付き合っている時は、居心地もいいでしょうし、一緒にいる事で幸せな気持ちでいられるのでしょう。
幸せな気持ちはあくまで、お互いの想いが共有されていればの話で、どちらかの気持ちが離れていった時には、恋人関係にヒビが入る事になります。
わずかな気持ちのズレから、些細な喧嘩が始まり、些細な喧嘩から大喧嘩へと発展し、最終的には、恋人関係への破綻へと繋がっていくお話はよく耳に致しますよね。
よく、『冷めたから』という理由で別れるカップルは多いのですが、気持ちが冷めてしまった以上、冷めてしまった気持ちをもう一度再燃させる事は非常に難しく、この段階ではどうする事も出来ないのが実情です。
『冷めたから別れて欲しい』
言われた人は当然受け入れられない気持ちでしょうし、納得いかない事は理解はできなくもありません。
先般、彼に「ずっと考えていたんだけど、女性として好きという感情がもうない、気持ちが冷めてしまったから別れて欲しい」と言われ、冷めている気持ちがあるならどうにも出来ないと、一度は彼の気持ちを受け入れてはみたが、どうしても、今までの言動を振り返っても彼が冷めていたとは思えず、どうしても復縁したいと、弊社へご相談を頂きました。
相談者 関西在住 20代 Oさん 女性
彼はOさんに面と向かって、
「女性として好きという感情がない」
「気持ちが冷めた」
「別れたい」
彼は、自分の今の気持ちを相談者のOさんにハッキリと伝えています。
しかし、Oさんは、彼が『冷めていない』と考えているのです。
根拠をお聞きすると、別れる前日まで「ずっと一緒にいよう」「大好きだよ」と彼から発した言葉があった、ずっと以前から別れたかったのであれば、別れる機会は沢山あったからその時に別れているはず、本当に冷めていたのならば、演技ができすぎていると仰います。
と言われたら、弊社としても、『演技が上手だったのですね』とお伝えするしかありませんが、別れを決断するには必ず理由があるわけです。
例え、別れを告げられた側が、納得いかない理由であったとしてもです。
Oさんは、話を続けます。
・何が気に障ったのか?
・どういう場面で冷めてしまったのか?
・他に理由があるのか?
色んな可能性を彼に聞いてみたとの事ですが、『他に理由がない』と言われ、Oさんの見解として、彼は『喧嘩がしんどかったのでは?』という答えに辿り着いたとの事です。
喧嘩がしんどいから別れた?
それならば、Oさんにはっきり、『喧嘩がしんどいから』という理由が挙がってなければなりませんよね?
別れ話の時に、「女性として好きという感情がない」とまで告げられてるのですから、彼女という以前に、女性としての魅力を感じないといわれているようなものです。
弊社としても、であれば、彼が別れを選択した理由は『喧嘩がしんどかったから冷めてしまった、という事になるんですね。』とお応えすると、Oさんは気分を害したのか、少し切れ気味に話をしてきます。
「対応が失礼だと感じますが、非難をしたいんですか?」
弊社としても非難するはずがありません。
Oさんが自分なりに考えて出した答えを、弊社としても肯定しながらお話をお伺いしているのですが、自分が非難をされていると感じてしまう方の様です。
Oさんは弊社に何を求めているのか?一体何の相談なのか?のはっきりしません。
『彼が冷めた』『別れる』とハッキリとOさんに伝えているのに、Oさんは「冷めていない」と仰いますし、現実的に彼が冷めたと言っているのですから、冷めてしまった理由を真摯に考えるならまだしも、Oさんの考えを肯定すると、逆切れする始末です。
Oさんは、自分が求めている答え意外は受け入れない姿勢なのでしょうね。
Oさんが最終的に、言われた事は、「私が求めたものは、復縁で、彼が冷めてない事を立証したいわけではありません。」
大事な部分に気付く事がなければ復縁は無理
実際に、彼からは「女性として好きという感情がない、冷めた」と言われて別れているはずなのに、彼は冷めてないと一方的に思い込み、さらに復縁したいと言われても、Oさんが、彼と復縁が出来ない事くらい容易に推測できます。
復縁を望む側が、自分の事を棚上げし、復縁したい相手に問題がある。と考えているならば、復縁が叶う事は絶対にありません。
Oさんの発言を聞いてみると、弊社の相談員にもそうですし、彼にも同じような接し方をしていたのだろうと思えます。
Oさんが出した答えも別れの一つの理由かとは思えますが、彼はこんなOさんの性格にも心底うんざりしたのでは?とも思えます。
Oさん自身が大事な部分に気付く事がなければ復縁は夢のまた夢になります。
自分自身の振る舞いをもう一度省みる必要があるのではないのでしょうか。
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