学生時代の淡い恋心って何十年経過しても色あせることなく続いていくものなんですね。
中学時代、好きになった同級生に告白したが振られてしまい、初恋が実る事なく、数十年。
どれほど彼女の事を想っていたのか、20才前後の時に再度告白。
振られる事はなんとなく分かっていたのか?自分が傷つかないように?なのかは分かりませんが、希薄な感じの軽いのりで「付き合わない?」みたいなことを電話で伝えたそうなんです。
相手の状況にも寄りますが、一度振られた相手でも、時がたてば気持ちの変化があってもおかしくはなく次の告白は成功する可能性はありますから、再度告白するという勇気は買います。
しかし残念ながら、また振られるはめに・・・。
初恋が実る事はありませんでした。
先般、この初恋の女性に2度振られた男性から弊社に相談がありました。
冒頭で述べたような状況で今日に至ると。
相談者本人は既に40代になっているとの事ですが、未だ独身。
色んな女性と付き合ってみたけれど、どうしても初恋の彼女の事が気になっていたといいます。
何が引っ掛かっていたかというと、20代の時に希薄な感じの軽いノリで再告白した事に、罪の意識を感じていて、どうしてもその時の言動を謝りたい、という事なんです。
相談者の気持ちはわかりませんが、別に彼女は希薄な態度や軽いノリで告白した事が理由でお付き合いを断ったわけではなく、ただ単に好きではない男と付き合うという選択を彼女はしなかっただけだと思うのですね。
ですので、相談者の、初恋の女性に謝りたいという理由がいまいちよく理解ができませんけども・・・。
20年の月日を経て、忘れられない初恋の彼女の現在の状況を知りたくなったのでしょうね。
結婚しているのか?
それとも未だ独身でいるのか?
謝りたいだけであれば、結婚してようが、彼氏がいようが関係ありませんけど、それは口実で、実は今でも彼女の事を忘れる事ができなくて、謝罪という理由で彼女に近づく口実にしているのではないかと推測は出来ます。
弊社に相談する前に、興信所を使って初恋の彼女の身辺調査を行ったところ、関東在住で、結婚し子供もいて幸せそうな家庭を築いている事がわかったんですが、相談者はその彼女の住んでいる場所まで行ったらしいんです。
ちなみに、相談者は関西在住です。
わざわざ、彼女のところに行ったんですね。
数十年ぶりに彼女の事を確認した相談者のデリカシーのない一言。
「だいぶ老けてましたねー」
いや、目的は、彼女に謝りたいという事じゃなかったんですか?容姿など関係ないはずですが・・・。
そりゃ20数年経てば老けるに決まっているじゃないですか。相談者自身も老けているはずです。
相談者の目的がなんとなくわかってきたので、相談者に質問してみました。
「目的は本当に謝罪ですか?本当は、彼女と付き合いたいのではと感じるのですが?」と。
相談者は「そうなんですかね・・・謝りたいという気持ちはあるんですよ・・・。出来れば付き合いたいと思っているんですかね・・・そうなんですかね。よくわからないんですよね」
興信所に依頼してまで彼女の所在を探すくらいですから、彼女に対して好きな感情があるに決まっているじゃないですか。
相談者には、弊社で再会工作の依頼を考えているのであれば、曖昧な返答はせず嘘をつかずに正直に言っていただきたい旨と、意思が固まったらもう一度連絡して下さいと、考える時間を与える事で、自分が本当に彼女とどうしたいかの意思をしっかりと弊社にも伝える事ができると考えます。
再会工作をお望みであれば、弊社でも協力する事はやぶさかではありませんが、きちっとした意思は確立してもらいたいものです。