関西在住の既婚者
「ちょっと聞いてもらえまへんか?そんなえげつない事よう言えるな。という事を嫁が言ってくるから、強い口調で言い返したら、『それってDVやで!』と言ってくるんですよ!頭にきますわ!!あと、子供3人いてるんですけどね、子供の躾で怒ることだってあるやないですか!?子供を怒ったら『それDVやで、いい加減にし!!』と切れてくるんですわ!これの何がDVなんですの?おかしいちゃいますか?子供を大事に考えてないのは嫁の方じゃないですか!嫁は何考えてるんかわかりまへんわ!」
関西弁で怒りを相談員にぶつけてきました。
よくある、相談ではなく、ただただ愚痴を聞いてもらいたいだけの人からの電話です。
夫婦喧嘩ですか…。
夫婦喧嘩は犬も食わないといいますけど、嫁の愚痴を言いたいだけなんだろうなと。
話は止まりません。
「殴っていないのに何でこれがDVなんかようわかりませんわ!嫁頭おかしいんちゃうと思いませんか?俺は家事も子供の面倒もきちんと見ているんですよ!毎日朝から弁当つくってあげたりして、子供に聞いてもらえばわかりますよ!そのくせ子供に怒るとDVだとか言いやがって腹たちますわ!」
相談員も、『旦那さんも、一々奥さんの言うことに目くじらたてて感情的になる事もないんではないですかね?頭にくるのはわかりますけど、言い方一つで相手への伝わり方も変わってくるんですから、そこは一歩ひいて冷静に対応してあげれば奥さんも少しは対応変わるんじゃないんですか?』
四六時中一緒にいるわけですから、不満もストレスも溜まるのは仕方ありませんが・・・。
年末という事もあり相談が多い時期なのに、くだらない夫婦喧嘩に付き合ってられませんよ!と、言いたいんですがグッとこらえ話を聞くわけです。
「実際の話、嫁が家を出ていって実家に帰ってるんですよ!子供の事考えると学校だって近いし絶対にココにいた方がいいに決まってるのに、子供を連れて実家にって嫁こそ子供の事考えてないんちゃいます?何考えてるんやろってほんま思いますわ。しかも、生活費をよこせって言うんですわ!イヤ、勝手に家を出て生活費よこせはないんちゃいます?だったら、家にいれば問題ないんちゃいます?そう思いません?出て行きたいんやったら勝手にすればいいんやけど、子供の事考えていないのは嫁ちゃいますか?」
ただの夫婦喧嘩かと思っていたら、嫁は子供を連れて家を出ていたんですね…。
DVの定義や、嫁が子供を連れて出て行ってしまった事に腹が立っているというより、独りぼっちになってしまった寂しさからどうしたらいいのかわからない様子に感じましたね。
この話は、相談者である旦那がいう『DV』がどうとかという話ではなくて、”離婚”の危機”に直面しているという事になりますよね?
だったら奥さんとしっかりと話し合いするしかありません。
一人で不安であれば身内か第三者を介入させてじっくり話し合しうように相談者に促すと、「嫁はこっちが冷静に言っても聞く耳もたないんですわ。あっちの母親が入って話し合った事あったんやけど、娘の肩もつし話しにならんし、嫁は嫁ですぐに感情的になって罵ったり酷い言葉を言ってくるから、こっちも頭きますわ!こっちの言い分を聞いてくれることないんです」
これでは埒が明きません。
「あれですかね?話合いでどうにもならない時は調停ってやつですかね?離婚したかったら離婚で一向に構わないし、こんな事いったらダメなんでしょうけどその方が自分としても気持ちもお金の部分でも楽になるし、子供の為に生活費は渡そう思ってますけど、調停やったら中立だからこっちの主張も聞いてもらえるんですよね?だったら早速弁護士に相談しますわ!!話聞いてもらってありがとうございます!」
相談者は、本当は離婚は避けたいというのが本音だと思うのですが、意地を張ってる感が否めません。
このまま調停になったとして2人の関係が修復するとは考えづらく、相談者の想いとは違う方向へと進んでいくんでしょう。
復縁したいからと本音を言ってくれさえすれば、弊社でも協力できる事があったとおもいますが残念です。