DVって相手に暴力を振るう事だと思ってませんか?
暴力は犯罪ですからね。
立派な暴行罪、傷害罪ですから。
中には、相手に対して身体的外傷を負わせてないからDVではないと思っている人もいるようですが、精神的、心理的に追い詰めてしまう”モラハラ”というこれも立派なDVなんですよ。
夫のDVによって嫁が出て行ってしまって、行方がわからないという相談を頂く事が多々あります。
何故黙って行方を眩ませたのかは、相談者本人は当事者ですから自覚はあるようですが、後悔しても既に遅すぎます。
警察より連絡があり、事実を知る事となるのですが、嫁とは連絡が不通となり、行方知れず。
後に、嫁の代理人と名乗る弁護士から通知が届き、離婚の意思を伝えられてしまう。
このような流れになりますね。
話し合いたいと考えている夫としては、代理人である弁護士を通じてでしか嫁に対し自分の意見を述べる事が出来ない為、間接的でしか伝える事ができませんし、被害者である嫁側は、離婚する覚悟で家を出たわけですから、戻るつもりもさらさらないはずで、避難先を知られることなく、離婚手続きを進める事となるんです。
結果、夫は協議離婚に応じるか、そうでない場合調停に進むしか方法はありません。
から、いずれにせよ、嫁と接点を持つ事はできませんからどうにもできないのが現状です。
ただモラハラをする人の特徴としてプライドが高く自分が正しいという意識の人間が多いようですから受け入れられないのでしょうね。
今回の相談者も所々、モラハラは認めたものの、全てが自分が悪い、自分の責任というような考え方ではない方でした。
Sさん 40代 関東在住
結婚10年弱 子供1人
【相談内容】 妻と復縁したい
・嫁が子供を連れて家出
・半月後警察から連絡あり
・嫁が保護を求めてきたとの事
・シェルターから母子寮へ移動
・数週間後、妻の代理弁護士より協議離婚の連絡あり
本人と話し合いもなしに直接警察に相談するくらいですから、相当悩みに悩んで出した決断だったんではないんでしょうか。
辛い毎日を過ごしていたんでしょう。警察に保護を求めるくらいですから・・・。
相談者の言い分
精神的ダメージを与えていたのは事実。
仕事の件で悩みがあり、嫁が寝てるところを起こし話していたが話を聞いてなさそうだったので、腹が立ってきて物を壊してしまったり物を投げたりした。だが物はあててはいない。(※嫁は就寝中だったが起こしてまで話を聞かせていたとの事)
就寝中の嫁はたまったものではありませんよね。
最終的に逆切れでキレられたうえ物を投げつけられるって、考えただけでもおぞましい一言です。
ほぼ八つ当たりの毎日で、出て行け、結婚しなければ良かった等の暴言
その日の自分の機嫌で理不尽な事を平気で言っていたたり罵ったりしていた
一応理性を保ってやっていたので暴力はふるっていないと言っておりますが、理性を保ってモラハラできるんですから確信犯と言ってもいいですよね。
ちなみに、嫁の代理人である弁護士には『復縁したい』旨を伝えたとの事ですが、恐らく離婚はまぬがれないのでは?
相談者本人の口から罪の意識はないようで反省の弁はありませんでした。