よくある元夫婦の復縁相談です。
普通であれば、奥さんが子供を連れて行っての別居という話が殆どなのですが、奥さんが子供を置いて家を出て行く話はあまり聞きませんよね?
奥さんも、愛する子供2人を置いてまで家を出て行った様子が伺えますから相当の覚悟の上だったと感じます。
愛する子供を手放してまで家を出なければならない事情、あるいはその決断をした理由は一体何だったんでしょうね?
話しを伺うと、旦那の実家で旦那の両親と生活していたらしく、否が応でも旦那の両親とは毎日顔を合わせなければなりません。
嫁姑との摩擦問題って、これも良く耳にする話でもありますが、ご両親と折り合いが悪ければ当然、奥さんの精神的な負担は免れません。
元奥さんは、実家暮らしをやめて、両親とは別で生活したいと訴えていたといいますから、旦那のご両親とは相当折り合いが悪かったと推測されます。
今回の元奥さんの怒りを買ってしまい離婚の発端となった出来事があったようで、「実は、ある日、両親が些細な事を言ったのが元嫁に聞こえてしまって、それに対して怒ってしまい口論になりました。そこで自分が仲介にも入らずにいた事に対してもさらに元嫁の怒りを買ってしまったのでは…と思っています。」
ここで相談者が認識が違っているんではないか?考えられることは、まず、『両親が言った些細な事が聞こえてしまって…』というところです。
『聞こえてしまって…』という事は”両親は聞かれてはいけない話を元嫁に聞かれてしまった”となるじゃないですか?
聞かれてしまって…は悪意がある事を両親が言ったという事になりますから、元嫁にとっては聞き捨てならない言葉だったんでしょう。
元嫁は実家ではなく別々に暮らしたいという願望があって、両親とは明らかに折り合いが悪い関係なのですし、元嫁が怒って両親と大喧嘩になるくらいなのですから『些細な事』ではないんです!
誰だって、頭にくる様な事を言われれば、怒りますよね?
怒りの感情を表にだすくらいですから、元嫁は嫁姑から信じられない話を耳にしたに違いありません。
その些細な事が何なのか?の肝心要のことを相談者は言ってくれません。
この出来事があった日に、元嫁は家を出て行ったとの事でしたので、両親が発した些細な事は元嫁にとっては許せない一言であったという結果です。
当然、相談者も話を聞いていたわけですから、元嫁が怒りを露にし両親と喧嘩している所に仲裁もせず、黙認していた事が、嫁の家出、7月に離婚という最悪の結果になってしまったということも原因の一つではありますけどね。
元嫁が家を出て1年余り、相談者が元嫁との復縁するためにやっている事といえば、子供の写真、動画、を送りつけ、復縁して欲しいの主旨の文章を送るしかないだけで、元嫁は、相談者の質問には完全既読スルーで、唯一、子供の誕生日に子供達に平仮名でおめでとうのLINEを送ってくるだけという。
既読になっているので、子供の写真や動画は嬉しいでしょうけど、相談者との復縁なんて全く考えてはおらず、相談者は完全に見切りを付けられてしまったと考えてもらって間違いありません。
さすがに1年も疎遠状態が続いているんであれば、元嫁の環境だって変わっていてもおかしくはありませんから、本当に復縁を目指しているのであれば、もっと真剣に元嫁と向き合う気持ちが必要になるんではないかと思います。
復縁したい…復縁したい…とLINEで伝えても、元嫁は次の人生を歩んでいますから、復縁なんて出来ませんよ。