例えば、元カノと復縁したい…。しかし、元カノには彼氏がいて復縁出来ない状況である。
いくら元彼といっても現在付き合っている”彼氏”がいるのですから、復縁が出来ないのは当然ですよね?
元カノに付き合っている男性がいれば、復縁出来る余地などない事くらいは復縁を望む相談者が一番理解していると思いますし、当事者でなくとも判断できるはずです。
しかし、復縁したいと本気で覚悟を決めている人は、付き合っている相手との関係を壊してでも、復縁にむけて何とかしようとします。
勿論自分ではどうにもならない事くらいは承知しているわけですから、別れさせ屋や復縁屋の協力を得る事にはなるんですが。
しかし、別れさせ屋・復縁屋の選択を誤ってしまうと、残念な結果を招いてしまいます。
実際に、依頼した業者に騙されてしまったというご相談を頂きました。
別れさせ屋への依頼
関西地区に在住のMさん
3年付き合った彼女との別れ
別れて3ヶ月後、連絡をし復縁したい想いを告げる
元カノの答え 新しい彼氏が出来た為復縁及び連絡も絶つと言われた
別れて2年経過
その後連絡は一切取っていない状況
元カノの事が忘れられず、今年の1月に東京の別れさせ業者に”別れさせ工作”の依頼
元カノには現在彼氏がいる前提で『別れさせ工作』を依頼するつもりでいたが、相談した業者からは、先に復縁工作をとうまく言いくるめられて依頼。
普通に考えても復縁が出来る状況ではないですよね?元カノには彼氏がいるんですから。
であれば、順番的に『別れさせ工作』が優先されるべきプロセスのはずなのに、それなのに何故復縁工作を勧めるのかが理解できません。
先に元カノへの復縁工作?
元カノには女性工作員を接触させ、元カノの本音を聞き出すという流れだといいます。Mさんの話ですと、女性工作員は3ヶ月かけ元カノと良い関係を構築して行く事が出来て、元カノの本音を聞き出す事に成功したとの事。
女性工作員の報告では、「元カノは今の彼氏とは関係は悪くはないと言うが、Mさんの事を想い出す事が多くあり、どうしても彼氏と元彼Mさんとを比較してしまうらしいですよ。Mさんと別れた事を後悔している感じでした」報告を受けたとの事です。
この業者がやっているという復縁工作の話をMさんからお聞きしても、本当に工作しているのか?架空話では?という疑念しかありません。Mさん自身も、この業者に不信感を抱いていた様子が話しをお伺いしていて判断できます。
この女性工作員の報告を真に受けたMさんはどう感じるでしょう?
実際に接触をしているという工作員の話ですから、間接的であったとしても、復縁したい元カノが彼氏より自分の事を考えていると聞けば、復縁工作がうまくいった?「復縁できるかも!?」と考えるに違いありませんよね?
元カノの彼氏への工作
業者からは、元カノの復縁工作と並行し、彼氏側にも女性工作員を接触させておくという準備をしていたといいます。
元カノ側の工作員が『Mさんと別れた事を後悔している』という言質を取ったという話の時期に、彼氏側の女性工作員と接触している写真を元カノの元に郵送し別別れさせ工作を進めて行ったとの事
さらに元カノに接触している女性工作員からは、郵送した写真をみた元カノが、精神的にショックを受けた様子で、仕事も休職し、彼氏ともギクシャクした関係にまで陥った、もう彼氏の話もしなくなったとの報告を受けるわけです。
この報告を聞けば、Mさん自身も復縁出来るかも?ではなく、ここで自分が接触すれば復縁も時間の問題だと思うでしょう。
依頼者が元カノへ接触
偶然を装ってMさんが元カノと接触をする日が来ました。
ここからは、Mさんご本人談です。
接触を試みたMさんですが、元カノは特にびっくりした様子もなく、久しぶりという感じで会話が始まったのですが、元カノから出てきた話にMさんは絶句します。
「3月に婚約して、今度結婚する事になったの」
3月に婚約??結婚??
その時期って、元カノの彼氏は他の女性と浮気をしている事で元カノはショックを受け気持ちは離れ関係が破綻していると伝えられていて、復縁工作で元カノはMさんと別れて後悔しているという業者から報告を受けていたはずだが・・・。
絶好のタイミングだからと業者から元カノへの接触を促されたわけですし、接触することで復縁に近づくと信じて疑わなかったMさん自身、頭が真っ白!パニックになるのも当然です。
その場は平静を装って元カノには動揺していることは悟られないようにして会話は終わらせる事は出来たわけですが、Mさんの心境はもう生きていても仕方ないという想いに駆られるほど情緒不安定に。
業者の嘘が発覚
女性工作員が言っている事は全て『嘘』だったワケです。
復縁工作、別れさせ工作さえ行っていないのでは?という疑念から確信に変わったわけですから、この業者はMさんに対し詐欺を働いていた事になりませんか?
元カノと接触した事で、業者がやったという工作の嘘を、Mさんは自分の耳で復縁したい相手から聞く最悪の結果になったわけです。
別れさせ工作、復縁工作のプロセスをしっかり提案できて別れさせ工作を実行してくれる業者であったならば、Mさんの要望に応える事が充分可能だったんではないかと、弊社としては残念でなりません。