別れさせ(復縁)を望むのであれば対象者と繋がりを持ち、継続的に接触を続けて関係構築をしていかなければなりません。対象者との接触は簡単なように思えますが、しょせん赤の他人。いかに自然に、効果的な接触をすれば良いのか、調査結果を元に対象者の性格や行動パターンを加味しながら慎重に試みなければなりません。
ろくに調査もせず、ただ接触をすれば良いと考える会社は少なくありません。対象者に接触するのに小銭をばら撒き対象者に拾わせようとするという呆れた接触方法でムリヤリ対象者に接触し、その後何も進展がなかった方からセカンドオピニオン相談をお受けしました。工作の意味を全く理解せず、対象者と接点を持てばいいんでしょ?と一寸逃れの質の悪い工作しか提案できない会社には注意が必要です。
対象者の前で小銭をばら撒いて接触!?
依頼者からの「内向的」「外出はスーパーだけ」という情報だけで、接触するのは難しいと判断したその会社の男性工作員がとった行動は、買い物中の女性対象者の前で小銭をばら撒く。対象者に小銭を拾ってもらい、工作員がお礼を言うだけで「接触成功」としたかったのでしょうか。接触できたとしても、これが「別れさせ(復縁)工作」に繋がるとは到底思えません。
工作員の描いていた都合の良いシナリオ
対象者の親切心を利用して小銭を拾わせて接触を試みますと提案したお粗末な工作内容とは?これで本当に上手く行くのか依頼者も心配をしていましたが「プロなのでお任せ下さい」と言われ工作を実施する事になってしまいました。とてもプロとは思えない浅はかなシナリオとは…
- 買い物中の対象者の前で小銭をばら撒く
- 対象者が小銭を拾い工作員が受け取る
- 印象を残しチャンスがあれば連絡先を交換する
- お礼の連絡を入れ食事に誘う
- 会食をしながら心理誘導をしていく
実際に行われた小銭ばら撒き工作の結果は…
対象者の前で小銭をばら撒いた工作員。対象者は小銭のうちの数枚を拾ってくれたのですが…他にも拾ってくれた親切な人がおり、対象者にはお礼を伝えただけで何の印象も残せなかったようです。その後、店を出るタイミングを見計らって「先ほどはありがとうございました。]と話しかけたものの、会釈をされただけでこの工作は終了。ただし、接触したことには変わりないとこんな呆れた工作で一稼働を消費してしまう事になるとは、依頼者様が気の毒でしかありません。
接触成功と言い張る工作員
対象に小銭を拾ってもらっただけで接触成功と言われたので、その後の工作の進め方を聞いてみたのですが、同じお店に通って顔見知りになって距離を縮めるつもりだとの事でした。そもそも小銭をばら撒く必要があったのか?ただ対象者に接触した事にする為の口実でしかなかったのでは?と、依頼者様はその会社と工作員のやり方にに不信感を感じ、セカンドオピニオンのご相談を頂きました。